イナシロオー（1992年生、母テツトセイコー）

Inashiro O

1992.05.10

イナシロオー（1992年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のヒロタケ（当時20歳）と交配したテツトセイコーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は宮崎県、生産者は鬼束 次男。戦績は、中央平地12戦1勝。主な勝ち鞍は1994年のアラ系3歳未勝利。

経歴

デビュー前

二本柳一馬厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1994年）

6月26日、デビュー戦は平目孝志騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（福島芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は416kg。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で平目孝志騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

7月31日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、アラ系3歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で平目孝志騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

8月13日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、アラ系3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で平目孝志騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

8月27日、中1週で迎えた5戦目は、アラ系3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で平目孝志騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入った。

9月3日、連闘で迎えた6戦目は、アラ系3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で平目孝志騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた7戦目は、アラ系3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で平目孝志騎手（6戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るシャインプリマを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

10月1日、中1週で迎えた8戦目は、アラ系3歳400万下のアラブ3歳特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で平目孝志騎手（7戦1勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

10月29日、中3週で迎えた9戦目は、アラ系3歳400万下の福島アラブ3歳特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で平目孝志騎手（8戦1勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

11月26日、中3週で迎えた10戦目は、アラ系3歳400万下のアラブ3歳特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で平目孝志騎手（9戦1勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

3歳（1995年）

1月8日、中5週で迎えた11戦目は、岩戸孝樹騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に55kgの斤量を背負って出走。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

1月16日、連闘で迎えた12戦目は、アラ系4歳以上オープン（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で岩戸孝樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。