マリリン（2006年生、母サンセットムーン）

マリリン（2006年1月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「人名」。毛色は鹿毛。種牡馬のコロナドズクエスト（当時11歳）と交配したサンセットムーンが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は中前牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方32戦6勝2着5回。主な勝ち鞍は2010年の一般C2(牝)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、中前義隆から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、中前義隆から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって577.5万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、根本忠義によって588万円で落札された。

水野貴広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

11月22日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

12月20日、中3週で迎えた2戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

3歳（2009年）

2月21日、中8週で迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/重）に出走。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

3月21日、中3週で迎えた4戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

4月28日、中4週で迎えた5戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインホープ特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

5月24日、中3週で迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

7月2日、中5週で迎えた7戦目は、3歳戦のツイントップ特別（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

8月8日、中4週で迎えた8戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

9月11日、中4週で迎えた9戦目は、3歳（浦和ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したラスノーチェスに3/4馬身届かず2着に敗北した。

10月14日、中4週で迎えた10戦目は、3歳（浦和ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、ミウラチャーリーに半馬身交わされて2着となった。

11月25日、中5週で迎えた11戦目は、3歳（浦和ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握り、遅いペースで一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳戦のポインセチア賞（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で水野貴史騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（浦和ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で水野貴史騎手（6戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、ツキノテンシに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2010年）

1月7日、中1週で迎えた14戦目は、4歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で水野貴史騎手（7戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

2月8日、中4週で迎えた15戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のクレバークンプウに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月25日、中5週で迎えた16戦目は、一般C2十三（浦和ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（8戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

4月30日、中4週で迎えた17戦目は、牝馬限定の一般C2（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のロードサクセスを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

6月8日、中5週で迎えた18戦目は、須藤優騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた19戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

11月5日、約4か月半の休み明けで迎えた20戦目は、一般C2九十（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は須藤優騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2十二十三（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

12月9日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2八九（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（3戦2勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2八九（浦和ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（4戦2勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったベルモントフーガに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

5歳（2011年）

1月14日、中2週で迎えた24戦目は、一般C3三（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、グイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のシバノインディーに1馬身の差をつけて3勝目をゲットした。

2月11日、中3週で迎えた25戦目は、越生町のマスコットうめりん（浦和ダート1500m 雪/重）に出走。鞍上は須藤優騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

3月3日、中2週で迎えた26戦目は、一般C3一（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（6戦3勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のスカイタキシードに1馬身の差をつけて優勝

4月27日、中7週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた27戦目は、一般C2六七（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（7戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒダカマウンテンに5馬身の差をつけて5勝目を挙げた。

5月17日、中2週で迎えた28戦目は、一般C2六七八（川崎ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（8戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2五（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（9戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びで驀進したが、サバンナにクビ差交わされて2着に甘んじた。

6月20日、中2週で迎えた30戦目は、一般C2三四（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（10戦5勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

9月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた31戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

9月28日、中2週で迎えた32戦目は、一般C2六七（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（11戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

10月19日、中2週で迎えた33戦目は、一般C2八（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（12戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた34戦目は、一般C2五六七（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（13戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のパームボーイに2馬身半の差をつけて6勝目を挙げた。

11月24日、中1週で迎えた35戦目は、深秋特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（14戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

12月20日、中3週で迎えた36戦目は、シクラメン特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（15戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

6歳（2012年）

1月3日、中1週で迎えた37戦目は、磯山さやか賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（16戦6勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた38戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で戸崎圭太騎手（17戦6勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。