シンキョウエリナ（1991年生、母ハグロスワロー）

シンキョウエリナ（1991年2月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマルゼンスキー（当時17歳）と交配したハグロスワローが8歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）梅田牧場。戦績は、中央平地8戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1994年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

加藤修甫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1993年）

11月14日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1200m 晴/不良）に出走。馬体重は440kg。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた2戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

3歳（1994年）

5月21日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、田口大二郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。18頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

7月9日、中6週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた5戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着を確保した。

8月13日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったチャチャムスメにねじ伏せられてハナ差の2着に惜敗した。

8月27日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（新潟芝1400m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で宗像徹騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

9月4日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のアイネスマリノに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。