ビットプレスト（2008年生、母アイノブリーズ）

ビットプレスト（2008年3月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「共有馬主のイニシャルより＋より速く（伊）音楽用語」。毛色は鹿毛。種牡馬のストラヴィンスキー（当時12歳）と交配したアイノブリーズが10歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）エムエム、ヤマダファーム。戦績は、中央平地31戦1勝2着1回、中央障害1戦0勝、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2010年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

安達昭夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

9月11日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着を確保した。

9月25日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったマルコフジにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

10月17日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

12月4日、中3週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

12月19日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るボーフォートを途轍もない末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（2011年）

1月5日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（5戦1勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

7月9日、約6か月の休養明けで迎えた8戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（6戦1勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた9戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の豊前特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた10戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の伊万里特別（小倉芝1200m 雨/重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた11戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

4歳（2012年）

3月17日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた12戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1400m 小雨/重）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず15着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた14戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

5月12日、中3週で迎えた15戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入り込んだ。

6月2日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

9月17日、約3か月半の休み明けで迎えた17戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

10月27日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

11月18日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた20戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で江田照男騎手（5戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

12月15日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で江田照男騎手（6戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

5歳（2013年）

1月27日、中5週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で江田照男騎手（7戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

2月16日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で江田照男騎手（8戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

3月24日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、5着に入り込んだ。

4月21日、中3週で迎えた25戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。

11月23日、約7か月の休養明けで迎えた26戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

6歳（2014年）

1月30日、中6週で迎えた28戦目は、ガーネットスター賞（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（4戦0勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

3月16日、中5週で迎えた29戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

3月29日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入り込んだ。

4月20日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石神深一騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

5月18日、中3週で迎えた32戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石神深一騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

7歳（2015年）

5月24日、約12か月半の休養明けで迎えた33戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

6月30日、中4週で迎えた34戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、ムーンストーンスター賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。