デンコウゼファー（2006年生、母マルゼンシラオキ）

デンコウゼファー（2006年3月23日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋西風」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のノーリーズン（当時7歳）と交配したマルゼンシラオキが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は鎌田正嗣。戦績は、中央平地15戦0勝、地方13戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上C1。

経歴

デビュー前

当歳のとき、鎌田正嗣から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場され、田中康弘によって661.5万円で落札された。

安達昭夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

1月5日、デビュー戦は小林徹弥騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

2月15日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で小林徹弥騎手（3戦0勝）。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小林徹弥騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

3月7日、連闘で迎えた6戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

4月4日、中3週で迎えた7戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

4月18日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

6月28日、中9週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

7月18日、中2週で迎えた10戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

8月8日、中2週で迎えた11戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

9月5日、中3週で迎えた12戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

4歳（2010年）

3月2日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた13戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で永島太郎騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で永島太郎騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

5月26日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で永島太郎騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したベストトゥベストにアタマ差届かず2着となった。

6月9日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で永島太郎騎手（5戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のブラウンバンガーに1馬身3/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月24日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C1（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で永島太郎騎手（6戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた20戦目は、JA門別馬舞米特別（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で永島太郎騎手（7戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で永島太郎騎手（8戦1勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた22戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた23戦目は、あざみ賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず3着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は永島太郎騎手（9戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。最後はビービーフェイクと並んで1着同着となった。

12月26日、約3か月の休養明けで迎えた26戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（6戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

5歳（2011年）

1月8日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（7戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（8戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい15着に終わった。