サイファ（2002年生、母ネクストエピソード）

サイファ（2002年4月7日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「空手用語で撃砕する意味」。毛色は青毛。種牡馬のフジキセキ（当時10歳）と交配したネクストエピソードが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は中脇一幸。戦績は、中央平地15戦1勝2着1回、中央障害6戦1勝。主な勝ち鞍は2005年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

山本正司厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

11月20日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

3歳（2005年）

1月22日、中6週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

2月20日、中3週で迎えた4戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。端を奪い、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

3月26日、中4週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝1800m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したノボファイターにクビ差届かず2着となった。

4月16日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は川田将雅騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るタニノレセプションを上がり3位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月18日、中4週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の横津岳特別（函館芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（5戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（函館芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（6戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく9着に終わった。

12月17日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は川田将雅騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に敗れた。

4歳（2006年）

1月28日、中5週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（7戦0勝）。18頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

3月11日、中5週で迎えた14戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

5月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

7月2日、中4週で迎えた16戦目は、今村康成騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた17戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今村康成騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

8月12日、中2週で迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今村康成騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のエイユーフォーラムに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月2日、中2週で迎えた19戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今村康成騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた20戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（中京障害芝3330m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で今村康成騎手（4戦1勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月7日、中2週で迎えた21戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は6戦連続で今村康成騎手（5戦1勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。