カズカポレイ（2018年生、母プリティカポレイ）

カズカポレイ（2018年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+ハワイの地名。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のドゥラメンテ（当時6歳）と交配したプリティカポレイが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は新冠橋本牧場。主な勝ち鞍は2020年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

8月22日、デビュー戦は斎藤新騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓抜な伸び脚で驀進したが、ゴールドレガシーに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月13日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

10月18日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のバイオレットジンクに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月3日、中1週で迎えた4戦目は、2歳Jpn3のJBC2歳優駿（門別ダート1800m 晴/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦1勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

3歳（2021年）

2月13日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

3月14日、中3週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた6戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着を確保した。

4月25日、中5週で迎えた7戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

5月8日、中1週で迎えた8戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中京ダート1900m 曇/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって9着に終わった。

6月26日、中6週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

8月8日、中5週で迎えた10戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

4歳（2022年）

1月22日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

2月5日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラスの角島特別（小倉ダート1700m 雪/良）に出走。鞍上は斎藤新騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

5月29日、約4か月の休み明けで迎えた13戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

6月5日、連闘で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は斎藤新騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた15戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての15番人気で大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

9月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は斎藤新騎手（4戦0勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したフォーチュンテラーを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

10月1日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（5戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

10月22日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤新騎手（6戦0勝）。9頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったクラーベドラドに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

5歳（2023年）

2月5日、約3か月半の休み明けで迎えた19戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で斎藤新騎手（7戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の強い精神力で最後まで踏ん張ったが、ヴィンテージボンドに交わされて6馬身差の2着に敗北した。

2月26日、中2週で迎えた20戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったカネトシブルームに詰め切れず、約10馬身差の2着に敗北した。

3月11日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は斎藤新騎手（8戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、ジョーコモドに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4月2日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

7月1日、約3か月の休養明けで迎えた23戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 曇/不良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

2023年7月21日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。