オメガフレグランス（2007年生、母ビューティーメイク）

オメガフレグランス（2007年5月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋香水」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時8歳）と交配したビューティーメイクが19歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地18戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2011年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

8歳のとき、社台ファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、岡田スタッドによって702万円で落札された。

古賀慎明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

12月12日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。馬体重は454kg。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったトーセンアレスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月26日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のセイカミカワに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2010年）

4月10日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、勝ったナムラフェアリにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月2日、中2週で迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく9着に敗れた。

9月4日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた5戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、3着に終わった。

10月16日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したクレバークリスにアタマ差届かず2着に惜敗した。

4歳（2011年）

2月27日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた8戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイネフェリックスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて久々の一戦を物にした。

3月19日、中2週で迎えた9戦目は、U.リスポリ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

5月7日、中6週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して10番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

5歳（2012年）

3月18日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（4戦1勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

4月14日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、勝ったオペラフォンテンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6月9日、中7週で迎えた13戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

7月1日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したグァンタナメラを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

8月12日、中5週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

9月9日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るケイジーシオンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

12月9日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の舞浜特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に敗れた。

6歳（2013年）

1月21日、中5週で迎えた18戦目は、F.ベリー騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。