ユートサクラコ（1998年生、母ミヨシチェリー）

ユートサクラコ（1998年5月28日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時9歳）と交配したミヨシチェリーが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）高村牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方11戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2000年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高村牧場から「北海道8月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。同年、高村牧場から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場され、鈴木秀二によって451.5万円で落札された。

工藤栄一厩舎（荒尾）へ入厩。

2歳（2000年）

7月5日、デビュー戦は細原邦央騎手を鞍上に据えて、3歳（荒尾ダート800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は452kg。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のナハイヤンに半馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月19日、中5週で迎えた2戦目は、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で細原邦央騎手（1戦1勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

9月3日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳戦の雲仙岳特設（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で細原邦央騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦の銀杏賞（荒尾ダート1400m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で細原邦央騎手（3戦1勝）。5頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月10日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、2歳戦の雲仙岳特設（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で細原邦央騎手（4戦1勝）。6頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

3歳（2001年）

3月12日、約5か月の休み明けで迎えた6戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のやまなみ賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

6月30日、中3週で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

7月23日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、成松修一騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のリンデンリバティーをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

8月13日、中2週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた10戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で成松修一騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したパピヨンスターを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月26日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で成松修一騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

9月23日、中3週で迎えた12戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で成松修一騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に敗れた。