シルクプリマドンナ（1997年生、母バウンドトゥダンス）
Silk Prima Donna
1997.04.22
シルクプリマドンナ（1997年4月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時12歳）と交配したバウンドトゥダンスが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地15戦3勝2着1回。2000年のオークス（優駿牝馬）(牝G1)に勝利した他、2000年の桜花賞(牝G1)で3着に入るなどの活躍をした。
プロフィール
基本情報
- 通算成績
- 15戦3勝 [3-1-1-10/15]
- 総賞金国内
- 2億642万円
- 生年月日
- 1997年4月22日
- 出生国
- 日本
- 品種
- サラブレッド
- 性別
- 牝
- 毛色
- 鹿毛
- 厩舎
- 山内研二栗東
- 馬主
- 有限会社シルク
- 生産者
- 早田牧場新冠支場
- 一口馬主募集クラブ
- シルクホースクラブ
- 一口馬主募集価格
- 3,000万円6万円×500口
- 抹消情報
- 中央：2002年11月15日抹消
性質分析
- 距離適性
- コース適正
- 馬場適正
- 成長
- 馬体重
- 脚質
- 出脚
- 末脚
- スタミナ
- 出走回数
回収率
血統
概要
祖母のTruly Boundは海外重賞3勝（米国ダ[3勝]）。曾祖母のNatashkaは海外16戦8勝。父のブライアンズタイムは海外G1・2勝（米国ダ[2勝]）。
近親馬
※活躍馬のみ。産駒
7代内クロス
| 種別 | 馬名 | クロス | 血量 |
|---|---|---|---|
| き | Bull Dog＝Sir Gallahad | 6*6*6×6*7 | 7.03% |
| 牡 | Nearco | 6*6×4*6 | 10.93% |
| 牡 | Nasrullah | 5×5 | 6.25% |
| 牡 | Pharos | 7*7*7*7×5*7 | 7.03% |
| 牡 | Hyperion | 6×5 | 4.68% |
| 牡 | Mahmoud | 7×5 | 3.9% |
| 牡 | Discovery | 6×6*6 | 4.68% |
| 牡 | Gainsborough | 7×6*7 | 3.12% |
| 牡 | Blenheim | 7×6*7 | 3.12% |
| 牡 | Man o' War | 7×7*7*7 | 3.12% |
| 牡 | Papyrus | 7×7 | 1.56% |
| 牡 | Tracery | 7×7 | 1.56% |
| 牡 | Display | 7×7*7*7 | 3.12% |
| 牡S | Blue Larkspur | 6*6 | 3.12% |
| 牡S | Sardanapale | 7*7 | 1.56% |
| 牡M | War Relic | 6*6 | 3.12% |
| 牡M | John P. Grier | 6*7 | 2.34% |
| 牡M | Chaucer | 7*7 | 1.56% |
| 牝 | Mumtaz Begum | 6*7×6 | 3.9% |
| 牝 | Plucky Liege | 7*7*7*7×7 | 3.9% |
| 牝 | Mumtaz Mahal | 7×7*7 | 2.34% |
5代血統表
血統分類
- サイアーライン
- ロベルト系
- ファミリーナンバー
- 13-c
レース成績
経歴
デビュー前
シルクホースクラブにて総額3,000万円（6万×500口）で一口馬主が募集された。
山内研二厩舎（栗東）へ入厩。
3歳（2000年）
1月30日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（京都ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は426kg。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフミノメガミに約15馬身の大差をつけて初白星を挙げた。
2月20日、中2週で迎えた2戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るグローリーティアラを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて1番人気に応えた。
3月12日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳G2の報知杯4歳牝馬特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は藤田伸二騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったサイコーキララにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。
4月9日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。
5月21日、中5週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（3戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のチアズグレイスをクビ差振り切って樫の女王の座を獲得した。
9月17日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G2のローズステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。
10月15日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G1の秋華賞（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田伸二騎手（5戦2勝）。18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。
11月12日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定G1のエリザベス女王杯（京都芝2200m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤田伸二騎手（6戦2勝）。17頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。
11月26日、中1週で迎えた9戦目は、G1のジャパンカップ（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤田伸二騎手（7戦2勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚を伸ばせず16着に終わった。
12月17日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定G2のサンケイスポーツ杯阪神牝馬特別（阪神芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で藤田伸二騎手（8戦2勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。
5歳（2002年）
3月17日、約15か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、東風ステークス（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。
3月31日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデG3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。
8月11日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた13戦目は、牝馬限定G3のクイーンステークス（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（9戦2勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。
10月13日、中8週で迎えた14戦目は、牝馬限定G3の府中牝馬ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（10戦2勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。
11月10日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定G1のエリザベス女王杯（京都芝2200m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（11戦2勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい9着に終わった。