グラサージュ（2019年生、母ペイザージュ）

グラサージュ（2019年4月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ケーキなどの表面をコーティングして光沢を出すこと。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のストロングリターン（当時13歳）と交配したペイザージュが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は下河辺牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

林徹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

10月2日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は524kg。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

10月23日、中2週で迎えた2戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

10月30日、連闘で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

11月21日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤工真騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい13着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で伊藤工真騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天授の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

3歳（2022年）

3月12日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で伊藤工真騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き6着に終わった。

5月14日、中8週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で伊藤工真騎手（5戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、勝ったアタカンテにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

5月29日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で伊藤工真騎手（6戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで踏ん張ったが、勝ったソールズベリーにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

7月17日、中6週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で伊藤工真騎手（7戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で伊藤工真騎手（8戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、抜け出したファンタジックランを差し切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

8月13日、中1週で迎えた11戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のミルニュイをハナ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

11月12日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤工真騎手（9戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

12月3日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（10戦0勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

4歳（2023年）

2月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

3月25日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は伊藤工真騎手（11戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

5月20日、中7週で迎えた16戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

6月10日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で横山琉人騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で横山琉人騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したテイエムスイスイにクビ差届かず2着となった。

7月8日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山琉人騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山琉人騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったメイショウオトギに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

8月12日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で横山琉人騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。