ドリームワールド（1985年生、母メイワドリーム）

ドリームワールド（1985年3月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のタイテエム（当時16歳）と交配したメイワドリームが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）明和牧場。戦績は、中央平地26戦4勝2着1回。1988年のカブトヤマ記念(ハンデG3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

矢野照正厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1988年）

2月6日、デビュー戦は田村正光騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい8着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で田村正光騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で田村正光騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

4月2日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で田村正光騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったメイプルシルキーに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4月24日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田村正光騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のマイテイオーザに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

5月14日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた6戦目は、4歳400万下の八重桜賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田村正光騎手（5戦1勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

6月5日、中2週で迎えた7戦目は、4歳400万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田村正光騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るデュークプリンセスを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

7月10日、中4週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳900万下のしゃくなげ賞（福島芝1800m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で田村正光騎手（7戦2勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

8月6日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下のサードニックスステークス（福島芝1800m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で田村正光騎手（8戦2勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

9月4日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下の赤倉特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は10戦連続で田村正光騎手（9戦2勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

10月1日、中3週で迎えた11戦目は、伊藤栄騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の日本海ステークス（新潟芝1800m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のメジロチナールに1馬身1/4の差をつけて3勝目を手中に収めた。

10月23日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデG3のカブトヤマ記念（福島芝1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で伊藤栄騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

11月26日、中4週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上1400万下のユートピアステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は田村正光騎手（10戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

12月25日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1400万下の’88フェアウェルステークス（中山芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田村正光騎手（11戦2勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

4歳（1989年）

2月5日、中5週で迎えた15戦目は、G3の東京新聞杯（東京芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田村正光騎手（12戦2勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 晴/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は伊藤栄騎手（2戦1勝）。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

4月1日、中4週で迎えた17戦目は、小迫次男騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1400万下の船橋ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

9月9日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた18戦目は、大江原哲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の習志野特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく5着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下の犬吠埼特別（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大江原哲騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず5着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は田村正光騎手（13戦2勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のサカエクインビーをクビ差振り切って4勝目を収める

10月28日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下の秋嶺賞（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田村正光騎手（14戦3勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい7着に終わった。

11月26日、中3週で迎えた22戦目は、郷原洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’89インターナショナルジョッキーズ2（東京芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

12月24日、中3週で迎えた23戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’89ジョッキーズグランプリ（中山芝1800m 雨/良）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、4着を確保した。

5歳（1990年）

1月20日、中3週で迎えた24戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバテてしまい5着に敗れた。

2月18日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた25戦目は、5歳以上900万下の早春賞（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は田村正光騎手（15戦3勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

3月24日、中4週で迎えた26戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい10着に終わった。