エムエスセンプー（1996年生、母チユウオートウザイ）

エムエスセンプー（1996年5月26日）は、日本の競走馬。品種はアングロアラブで、毛色は栗毛。種牡馬のシナノリンボー（当時21歳）と交配したチユウオートウザイが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）長田牧場。戦績は、地方17戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1998年のアラ系3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、長田牧場から「北海道9月市場アングロアラブ2歳」に上場され、主取によって円で落札された。

大島静夫厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（1998年）

9月12日、デビュー戦は鮫島克也騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のササヤマクインに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月4日、中2週で迎えた2戦目は、アラ系3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のテルコギンガに9馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

10月25日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦の脊振賞（佐賀ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキングタイムリーを捕まえ切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月22日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦の脊振賞（佐賀ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したハクユウスイートを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月6日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦の脊振賞（佐賀ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

12月26日、中2週で迎えた6戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのはがくれ賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

3歳（1999年）

7月3日、約6か月半の休養明けで迎えた7戦目は、東真市騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のくすのき賞（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず11着に敗れた。

9月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、アラ系4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/重）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は鮫島克也騎手（5戦2勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた9戦目は、アラ系4歳以上C1 C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は吉田順治騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

10月31日、中2週で迎えた10戦目は、アラ系4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は鮫島克也騎手（6戦2勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

11月14日、中1週で迎えた11戦目は、アラ系4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（7戦2勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

12月13日、中3週で迎えた12戦目は、アラ系4歳以上C1 C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（8戦2勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

12月26日、中1週で迎えた13戦目は、アラ系4歳以上C1 C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

4歳（2000年）

1月15日、中2週で迎えた14戦目は、三井邦夫騎手を鞍上に迎えて、アラ系5歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

5月20日、約4か月の休養明けで迎えた15戦目は、権藤学騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上B2 B3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

7月8日、中6週で迎えた16戦目は、﨏畑雄一郎騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C（益田ダート1350m 晴/良）に出走。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月16日、中9週で迎えた17戦目は、アラ系一般C（益田ダート1350m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で﨏畑雄一郎騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。