エレウテリア（2019年生、母ブラストスイフト）

エレウテリア（2019年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「小惑星の名。解放者ゼウスを讃える祭より」。毛色は鹿毛。種牡馬のベーカバド（当時12歳）と交配したブラストスイフトが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は福岡駿弥。主な勝ち鞍は2022年のランチャ特別。

経歴

デビュー前

1歳のとき、福岡駿弥から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、和田正道によって275万円で落札された。

松永康利厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

7月4日、デビュー戦は亀田温心騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 小雨/良）に出走。馬体重は446kg。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず15着に終わった。

8月14日、中5週で迎えた2戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

9月26日、中5週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林脩斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦し、5着を確保した。

11月27日、中8週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた4戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

3歳（2022年）

2月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 雨/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

5月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

7月9日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は小林脩斗騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

8月26日、中6週で迎えた8戦目は、新原周馬騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

9月14日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のアステール特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で新原周馬騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

10月10日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦のランチャ特別（川崎ダート1400m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で新原周馬騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のリオシャンパーニュに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月10日、中3週で迎えた11戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で新原周馬騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

12月15日、中4週で迎えた12戦目は、山賊大照典～絶対革取るぞ!～（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で新原周馬騎手（4戦1勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では矢のように疾駆したが、勝ったガリンシャに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

4歳（2023年）

1月3日、中2週で迎えた13戦目は、宝船賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で新原周馬騎手（5戦1勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

1月31日、中3週で迎えた14戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、マイスターチャレンジ（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では出色の末脚を発揮し、3着に入った。

2月27日、中3週で迎えた15戦目は、一般C2一二三（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、4着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた16戦目は、舞浜賞（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は新原周馬騎手（6戦1勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

4月5日、中2週で迎えた17戦目は、小林捺花騎手を鞍上に迎えて、2023川崎ジョッキーズカップ第3戦（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したボンジュールイエルを差し切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月2日、中3週で迎えた18戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、牡丹賞（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったポジティブガールに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月17日、中1週で迎えた19戦目は、金魚草賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で野畑凌騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

6月14日、中3週で迎えた20戦目は、金蓮花賞（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で野畑凌騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた21戦目は、キャビア賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で野畑凌騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

7月27日、中2週で迎えた22戦目は、姫向日葵賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で野畑凌騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

8月22日、中3週で迎えた23戦目は、一般C1四五六（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で野畑凌騎手（5戦0勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

9月12日、中2週で迎えた24戦目は、玉簾賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で野畑凌騎手（6戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

10月11日、中3週で迎えた25戦目は、雪ノ下賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で野畑凌騎手（7戦0勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

11月7日、中3週で迎えた26戦目は、池谷匠翔騎手を鞍上に迎えて、柊賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた27戦目は、高崎ハム賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池谷匠翔騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた28戦目は、ヤングジョッキーズシリーズファイナルラウンド川崎第3戦（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で池谷匠翔騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

5歳（2024年）

1月5日、中2週で迎えた29戦目は、菅原涼太騎手を鞍上に迎えて、ファイナルアンサー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入った。

1月30日、中3週で迎えた30戦目は、王者の眼差し賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原涼太騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた31戦目は、一般C2三四（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は新原周馬騎手（7戦1勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

3月13日、中2週で迎えた32戦目は、風信子賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で新原周馬騎手（8戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月1日、中2週で迎えた33戦目は、ドリーミー賞（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で新原周馬騎手（9戦1勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず9着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた34戦目は、八潮市ハッピーこまちゃん賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で新原周馬騎手（10戦1勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。