インナリオ（2018年生、母インナーアージ）
Innario
2018.03.18
インナリオ（2018年3月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「賛美歌聖書(伊)」。毛色は鹿毛。種牡馬のモーリス（当時7歳）と交配したインナーアージが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2020年の2歳未勝利(牝)。
経歴
デビュー前
サンデーサラブレッドクラブにて総額2,800万円（70万×40口）で一口馬主が募集された。
木村哲也厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2020年）
9月19日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、勝ったスルーセブンシーズにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。
10月18日、中3週で迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力満点の伸びを見せたが、勝ったミエノムガールにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。
11月8日、中2週で迎えた3戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のニシノソメイノに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。
3歳（2021年）
8月7日、約9か月の休養明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟芝2000m 外回り 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい10着に敗れた。
10月10日、中8週で迎えた5戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1600m 外回り 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のメモリーエフェクトを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。
12月12日、中8週で迎えた6戦目は、3歳以上2勝クラス（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。
4歳（2022年）
4月23日、約4か月半の休養明けで迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず9着に敗れた。
7月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスのかもめ島特別（函館芝1800m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。
10月23日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は津村明秀騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。
5歳（2023年）
2月5日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。
4月30日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から8kg絞って迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの陣馬特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。
7月8日、中9週で迎えた12戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの猪苗代特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。
11月4日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。
6歳（2024年）
1月7日、中8週で馬体重を前走から24kg絞って迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラスの初日の出賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（1戦0勝）。17頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず最後はグランドラインと並んで11着同着となった。
2024年1月12日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。