モエレサンタマリア（2007年生、母ピサノガレー）

モエレサンタマリア（2007年5月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋聖母」。毛色は青毛。種牡馬のゴールドヘイロー（当時10歳）と交配したピサノガレーが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は中村和夫。戦績は、中央平地1戦0勝、地方7戦2勝2着3回。2009年のスズカフェニックス賞で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

堂山芳則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2009年）

7月1日、デビュー戦は小嶋久輝騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 雨/稍重）に出走。馬体重は438kg。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るアントワープを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

7月29日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳オープンのスズカフェニックス賞（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で小嶋久輝騎手（1戦1勝）。5頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、ミラクルエースに交わされて4馬身差の2着に敗れた。

8月22日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた3戦目は、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で小嶋久輝騎手（2戦1勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

3歳（2010年）

6月15日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から17kg戻して迎えた4戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

6月29日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた5戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、グイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のイクノタキシードに3馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月12日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のあさがお特別（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したヴァンフォールにアタマ差届かず2着に甘んじた。

8月9日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳戦のひまわり賞（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は藤江渉騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したロゼワインにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月27日、中6週で迎えた8戦目は、一般C1七（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤江渉騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。競走中止となった。