シルバーテースト（1986年生、母ユウセイスズラン）

シルバーテースト（1986年6月21日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のノーザンテースト（当時15歳）と交配したユウセイスズランが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は榊原敏明。戦績は、中央平地41戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1990年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

湯浅三郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1988年）

12月4日、デビュー戦は湯窪幸雄騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は446kg。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

12月11日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で湯窪幸雄騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた3戦目は、岡潤一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

3歳（1989年）

1月15日、中2週で迎えた4戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

8月6日、約6か月の休み明けで迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く粘り込んで、最後は2着のマルサンホマレをクビ差振り切って初白星を挙げた。

8月20日、中1週で迎えた7戦目は、丸山勝秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の有田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

8月26日、連闘で迎えた8戦目は、清山宏明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は丸山勝秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

4歳（1990年）

5月12日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のベルシャーマンをクビ差振り切って久方ぶりの実戦を物にした。

6月9日、中3週で迎えた13戦目は、猿橋重利騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 小雨/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で猿橋重利騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の礼文特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で猿橋重利騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい8着に終わった。

7月22日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったキャサリンシチーに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

7月28日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

9月8日、中5週で迎えた18戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったレッドガイに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月23日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

10月13日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（4戦1勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカルストンパーシアに5馬身の差をつけて優勝

5歳（1991年）

1月20日、約3か月半の休養明けで迎えた22戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（5戦2勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、超スローペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は北沢伸也騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

2月23日、中2週で迎えた24戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の熱田特別（中京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

4月6日、中5週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた25戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の栂尾特別（京都ダート1800m 雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

4月27日、中2週で迎えた26戦目は、日吉正和騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って13着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた27戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

6月15日、中4週で迎えた28戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の北斗賞（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の羊蹄山特別（札幌ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

7月20日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上900万下の室蘭特別（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

12月7日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

12月22日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた32戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は日吉正和騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天与の勝負根性で諦めることなく走り切り、5着に入り込んだ。

6歳（1992年）

1月11日、中2週で迎えた33戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で日吉正和騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

1月19日、連闘で迎えた34戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（6戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

2月1日、中1週で迎えた35戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（7戦2勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

2月15日、中1週で迎えた36戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（8戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

2月23日、連闘で迎えた37戦目は、佐伯清久騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、5着を確保した。

3月8日、中1週で迎えた38戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（9戦2勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

3月28日、中2週で迎えた39戦目は、5歳以上900万下（阪神芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた40戦目は、5歳以上900万下の’92ブルードメアサイヤーズステークス（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は丸山勝秀騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

9月13日、約5か月の休養明けで迎えた41戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は村山明騎手（1戦1勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では伸びを欠き16着に終わった。