デルマプロティナ（2007年生、母ポールトゥウィン）

デルマプロティナ（2007年5月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ローマ皇帝トラヤヌスの妻」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時8歳）と交配したポールトゥウィンが19歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地28戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、ファニーヒルファームによって1,470万円で落札された。

友道康夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

1月24日、デビュー戦は竹之下智昭騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入った。

2月21日、中1週で迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天授の闘志でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3月27日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

6月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は竹之下智昭騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のメイショウボヌスをクビ差振り切って初白星を挙げた。

7月4日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹之下智昭騎手（3戦1勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

9月4日、中5週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で竹之下智昭騎手（4戦1勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

10月3日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で竹之下智昭騎手（5戦1勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のプリティカポレイをハナ差振り切って2勝目を手に入れた。

10月30日、中3週で迎えた11戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の三春駒特別（福島芝2000m 雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた12戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた13戦目は、M.チャドウィック騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2010エクセレントジョッキーズトロフィー（東京芝1600m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

4歳（2011年）

4月9日、約4か月半の休養明けで迎えた14戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の仲春特別（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

6月18日、中9週で迎えた15戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のHTB杯（函館芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

6月26日、連闘で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の臥牛山特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は竹之下智昭騎手（6戦2勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた18戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

9月10日、中4週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は竹之下智昭騎手（7戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

9月19日、連闘で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（8戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、勝ったカスガにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

10月2日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で竹之下智昭騎手（9戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛進したが、伸びてきたフォーミー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

10月29日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

12月17日、中4週で迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

12月24日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

5歳（2012年）

4月7日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は竹之下智昭騎手（10戦2勝）。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のヴィーナススマイルに2馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

4月28日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の飯坂温泉特別（福島ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（11戦3勝）。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

6月17日、中6週で迎えた28戦目は、3歳以上1000万下の津軽海峡特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹之下智昭騎手（12戦3勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。