コウジズソング（1986年生、母ファミリーマージ）

Koji's Song

1986.04.30

コウジズソング（1986年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のデイクタス（当時19歳）と交配したファミリーマージが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）法理牧場。戦績は、中央平地9戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は1990年の鳥海山特別(500万下)。

経歴

デビュー前

元石孝昭厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1989年）

3月4日、デビュー戦は安田富男騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

9月24日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、中野栄治騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、テディボーイに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

10月1日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中野栄治騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったカレードスコープにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

10月22日、中2週で迎えた4戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のマーティニに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

11月5日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は中野栄治騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

11月26日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中野栄治騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

12月9日、中1週で迎えた7戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて抜け出し、最後は2着のトーワタケシバに3馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

4歳（1990年）

7月14日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上500万下の咲花特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は中野栄治騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、フジカツラに半馬身交わされて2着となった。

7月28日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の鳥海山特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中野栄治騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のクラノカツマルをアタマ差振り切って順当に勝利した。