サラサハウプリティ（2020年生、母ハヤブサエミネンス）

サラサハウプリティ（2020年4月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名(屋号)+なんてきれい」。毛色は栗毛。種牡馬のドレフォン（当時7歳）と交配したハヤブサエミネンスが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はグランド牧場。主な勝ち鞍は2022年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

1歳のとき、グランド牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、横井良明によって1,210万円で落札された。

岡田稲男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

9月3日、デビュー戦は菱田裕二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のアスクエピソードを半馬身振り切って初白星を挙げた。

10月2日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳1勝クラスのサフラン賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦1勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったサンティーテソーロに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

11月5日、中4週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に終わった。

12月10日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳1勝クラスのつわぶき賞（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菱田裕二騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

3歳（2023年）

3月12日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菱田裕二騎手（4戦1勝）。18頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

4歳（2024年）

2月3日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は6戦連続で菱田裕二騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったプルートマスターに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月9日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で菱田裕二騎手（6戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のカネトシフラムに2馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

4月14日、中4週で迎えた8戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの糺の森特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（7戦2勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

8月31日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスのインディアトロフィー（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（8戦2勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に敗れた。