ヴィナクローナ（2020年生、母スクラッタ）

ヴィナクローナ（2020年2月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「勝者の王冠(スウェーデン語)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサトノクラウン（当時8歳）と交配したスクラッタが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2024年の真衣さん応援特別(一般C3 11)。

経歴

デビュー前

武市康男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

10月22日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた2戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

3歳（2023年）

1月5日、中7週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では見所を作れず15着に敗れた。

1月28日、中2週で迎えた4戦目は、3歳戦の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって16着に終わった。

3月12日、中5週で迎えた5戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

5月14日、中8週で迎えた6戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

6月24日、中5週で迎えた7戦目は、3歳戦の3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

7月16日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳戦の3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は菅原明良騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、5着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦の3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は石橋脩騎手（4戦0勝）。18頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に敗れた。

12月24日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。6着に終わった。

4歳（2024年）

2月11日、中6週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた11戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大江原圭騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。10着に敗れた。

4月14日、中8週で迎えた12戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大江原圭騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月18日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大江原圭騎手（3戦0勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月23日、中4週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた14戦目は、山崎雅由騎手を鞍上に迎えて、一般C3 15（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったヴァンケドミンゴに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

7月7日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3 14（高知ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎雅由騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3 12（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎雅由騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3 12（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎雅由騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月16日、中5週で迎えた18戦目は、一般C3 13（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎雅由騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したハイモビリティを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

9月28日、中1週で迎えた19戦目は、真衣さん応援特別（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山崎雅由騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のリンノレジェンドに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月20日、中2週で迎えた20戦目は、コスモス特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山崎雅由騎手（6戦1勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず10着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた21戦目は、一般C3-6（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で山崎雅由騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた22戦目は、充慈記念特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で山崎雅由騎手（8戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

12月21日、中3週で迎えた23戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、一般C3-9（高知ダート1300m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

5歳（2025年）

1月1日、中1週で迎えた24戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

1月13日、中1週で迎えた25戦目は、静江に感謝感謝特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は山崎雅由騎手（9戦1勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた26戦目は、一般C3-3（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎雅由騎手（10戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

2月4日、連闘で迎えた27戦目は、一般C3-4（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎雅由騎手（11戦1勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着を確保した。

2月18日、中1週で迎えた28戦目は、ジンチョウゲ特別（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山崎雅由騎手（12戦1勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では矢のような伸び脚で急追したが、抜け出したシュトロームを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

2月24日、連闘で迎えた29戦目は、ツバキ特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎雅由騎手（13戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

3月11日、中1週で迎えた30戦目は、落ち零れ木下智史特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で山崎雅由騎手（14戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。