タイキブリリアント（2004年生、母タイキダイヤ）

タイキブリリアント（2004年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋輝く」。毛色は栗毛。種牡馬のタイキシャトル（当時10歳）と交配したタイキダイヤが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道広尾郡大樹町、生産者は（有）大樹ファーム。戦績は、中央平地10戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

大樹レーシングクラブにて総額6,000万円（30万×200口）で一口馬主が募集された。

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

9月2日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。18頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、凄まじい末脚を爆発させて、最後は2着のリネンフィールドに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月22日、中2週で迎えた2戦目は、3歳以上500万下の箕面特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた3戦目は、3歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦1勝）。18頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では僅かずつ前との差を詰めて、最後は2着のライフロングラバーを半馬身振り切って圧倒的支持に応えた。

4歳（2008年）

11月1日、約13か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したギンザマスタングにクビ差届かず2着に甘んじた。

11月22日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下の岩谷特別（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい14着に敗れた。

5歳（2009年）

3月28日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はバテてしまい16着に敗れた。

6歳（2010年）

9月12日、約18か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のドリームバスケットに1馬身1/4の差をつけて久々の一戦を物にした。

10月9日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

12月5日、中7週で迎えた9戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は力尽きて13着に敗れた。

12月25日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下のノエル賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。