シュアリーゴールド（2001年生、母Love You by Heart）

シュアリーゴールド（2001年4月18日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「確かに、間違いなく金色　父名より連想　栄光の金を手にするだろう」。毛色は栗毛。種牡馬のSeeking the Gold（当時16歳）と交配したLove You by Heartが17歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地22戦2勝2着2回、中央障害1戦0勝、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2004年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額3,600万円（9万×400口）で一口馬主が募集された。

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

9月21日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

10月11日、連闘で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

12月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

3歳（2004年）

1月18日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

2月7日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は一杯になって14着に敗れた。

3月7日、中3週で迎えた7戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

6月13日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたパープルセキリュー決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

7月3日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミスパスカリに9馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月24日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の九十九島特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

10月23日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた11戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて8着に敗れた。

11月21日、中3週で迎えた12戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（4戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のホッカイアムレットに1馬身1/4の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4歳（2005年）

6月5日、約6か月の休み明けで迎えた14戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた15戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

10月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったクロスファイアにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

10月16日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

11月13日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤哲三騎手（4戦0勝）。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

12月11日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

5歳（2006年）

6月11日、約6か月の休養明けで迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

6月18日、連闘で迎えた22戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて11着に終わった。

8月2日、中5週で迎えた23戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、ミザール特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のピースオブラヴに1馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

12月23日、約5か月の休養明けで迎えた24戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。