サピックスクイーン（1995年生、母コトブキユキコ）

サピックスクイーン（1995年4月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスマコバクリーク（当時10歳）と交配したコトブキユキコが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は坂本哲夫。戦績は、地方14戦6勝2着1回。主な勝ち鞍は2000年の花月特別(一般C2二)。

経歴

デビュー前

武智一夫厩舎（大井）へ入厩。

3歳（1998年）

11月13日、デビュー戦は武智政明騎手を鞍上に据えて、4歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のナチュラルソフィアに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月2日、中2週で迎えた2戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武智政明騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のライオットに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4歳（1999年）

1月5日、中4週で迎えた3戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武智政明騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

3月25日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から17kg増やして迎えた4戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で武智政明騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた5戦目は、一般C2六七（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武智政明騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したトラノフラッシュを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月10日、中7週で迎えた6戦目は、一般C2七八九（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で武智政明騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のミヤギグロリーに2馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

5歳（2000年）

1月11日、約7か月の休み明けで迎えた7戦目は、一般C2八九（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で武智政明騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のエスティーカイザーに3馬身の差をつけて休養明けの一戦を制した。

2月2日、中2週で迎えた8戦目は、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で武智政明騎手（7戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

3月1日、中3週で迎えた9戦目は、花月特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で武智政明騎手（8戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアタゴタフガイを上がり3位の末脚で3/4馬身差し切って制した。

5月9日、中9週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた10戦目は、一般C1四五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で武智政明騎手（9戦5勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のフジノヤジャを半馬身振り切って6勝目をつかんだ。

6月7日、中3週で迎えた11戦目は、たて座特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で武智政明騎手（10戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた12戦目は、わし座特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で武智政明騎手（11戦6勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

6歳（2001年）

1月29日、約7か月半の休み明けで迎えた13戦目は、一般C1七八（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で武智政明騎手（12戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

2月27日、中3週で迎えた14戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で武智政明騎手（13戦6勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。