ローレルロイス（2000年生、母ルナースフィア）

ローレルロイス（2000年5月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ロールスロイスより　気品があり、なおかつ高性能な走りを期待」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジェニュイン（当時8歳）と交配したルナースフィアが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠橋本牧場。戦績は、中央平地18戦1勝2着3回、中央障害12戦3勝2着4回。2005年の中山グランドジャンプ(JG1)で3着に入った他、2004年の阪神ジャンプステークス(JG3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ローレルクラブにて総額1,680万円（8.4万×200口）で一口馬主が募集された。

古川平厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

8月18日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって10着に敗れた。

9月1日、中1週で迎えた2戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

9月22日、中2週で迎えた3戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったグランドホリデイに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

10月26日、中4週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、タガジョーヴェルデにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

11月24日、中1週で迎えた6戦目は、D.ボニヤ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、抜け出したスリーロケットにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月7日、中1週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマーベラスボーイを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

12月21日、中1週で迎えた8戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の樅の木賞（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

3歳（2003年）

7月26日、約7か月の休養明けで迎えた9戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた10戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

8月24日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

9月20日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月18日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

4歳（2004年）

3月28日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた16戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた17戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

5月1日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

6月26日、中7週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた19戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったトウカイリザーブから9馬身差の2着となった。

7月10日、中1週で迎えた20戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のメイショウタローに6馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

8月7日、中3週で迎えた21戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で白浜雄造騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のアズマビヨンドに2馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

8月28日、中2週で迎えた22戦目は、豊国ジャンプステークス（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で白浜雄造騎手（3戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のロングクリムゾンに3馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

9月20日、中2週で迎えた23戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3170m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で白浜雄造騎手（4戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったロードプリヴェイルから3/4馬身差の2着に敗北した。

10月16日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデJ・G3の東京オータムジャンプ（東京障害芝3300m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で白浜雄造騎手（5戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に終わった。

5歳（2005年）

3月20日、約5か月の休み明けで迎えた25戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 曇）に64kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で白浜雄造騎手（6戦3勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。9着に敗れた。

4月16日、中3週で迎えた26戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り曇/良）に63.5kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。3着を確保した。

5月14日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデJ・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は白浜雄造騎手（7戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったエリモカントリーから4馬身差の2着に敗北した。

6月11日、中3週で迎えた28戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（8戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月2日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた29戦目は、高井彰大騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 小雨）に62kgの斤量を背負って出走。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったフミノトキメキから9馬身差の2着に敗北した。

7月24日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデJ・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は白浜雄造騎手（9戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。6着に敗れた。