ウィンクキス（2006年生、母ハグアンドキス）

ウィンクキス（2006年4月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「まばたき＋母名の一部」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時9歳）と交配したハグアンドキスが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（株）タツヤファーム。戦績は、中央平地8戦0勝、地方10戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2009年の一般C1三。

経歴

デビュー前

1歳のとき、タツヤファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、水野英樹によって325.5万円で落札された。

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

10月25日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

3歳（2009年）

1月4日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて16着に終わった。

3月15日、中9週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた3戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

4月25日、中5週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた4戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 雨/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

5月31日、中4週で迎えた5戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では賦性の勝負根性でゴールまで頑張り、5着を確保した。

6月28日、中3週で迎えた6戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた7戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1400m 雨/稍重）に出走。18頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

8月22日、中4週で迎えた8戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

9月19日、中3週で馬体重を前走から26kg増やして迎えた9戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、3歳B2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

9月27日、連闘で馬体重を前走から17kg絞って迎えた10戦目は、加藤和義騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の農・早織のラブラブ結婚記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、サイレントボスに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

10月13日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の中井久泰・志保・泰志記念（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和義騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したナムラエリスを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

11月1日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2-3（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和義騎手（2戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のセイウンダイチを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

11月17日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1-4（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和義騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シャイニーコートに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月29日、中1週で迎えた14戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和義騎手（4戦1勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1三（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で加藤和義騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフジミに5馬身の差をつけて勝利をモノにする

12月30日、中1週で迎えた16戦目は、一般B4三（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で加藤和義騎手（6戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ヨシブレイクアウトにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（2010年）

4月13日、約3か月半の休み明けで迎えた17戦目は、一般B3二（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で加藤和義騎手（7戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた18戦目は、一般B3二（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で加藤和義騎手（8戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。