エバーサニーハート（2018年生、母キープサニーハート）

エバーサニーハート（2018年3月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「いつも+母名の一部。サニー(母系)の魂」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時15歳）と交配したキープサニーハートが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は市川牧場。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

小手川準厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

9月26日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 小雨/重）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた2戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1300m 曇/不良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

12月13日、中8週で迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

12月27日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、抜け出したキティラにクビ差届かず2着に惜敗した。

3歳（2021年）

1月10日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では閃光の如き末脚を発揮したが、3着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したグアドループにハナ差届かず2着に惜敗した。

4月3日、中8週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石橋脩騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石橋脩騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて、最後は2着のフォックススリープを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

6月5日、中5週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で石橋脩騎手（6戦1勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入った。

6月20日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で石橋脩騎手（7戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

9月19日、約3か月の休養明けで迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で石橋脩騎手（8戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では少しずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のフォックススリープを半馬身振り切って2勝目を獲得した。

10月10日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で石橋脩騎手（9戦2勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

4歳（2022年）

4月10日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で石橋脩騎手（10戦2勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に敗れた。

5月28日、中6週で迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラスの富嶽賞（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で石橋脩騎手（11戦2勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では全く伸びず15着に終わった。

7月24日、中7週で迎えた15戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの米沢特別（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

9月27日、中8週で迎えた16戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、東京カップけやき賞（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた17戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

5歳（2023年）

4月8日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの葛飾特別（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、5着を確保した。

4月15日、連闘で迎えた19戦目は、4歳以上2勝クラスの袖ケ浦特別（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

5月23日、中4週で迎えた20戦目は、’23メトロポリタンメイカップ（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

6月18日、中3週で迎えた21戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大庭和弥騎手（3戦0勝）。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月19日、中8週で迎えた22戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの雲仙特別（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

10月17日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、ミズナラ賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

11月25日、中5週で迎えた24戦目は、3歳以上2勝クラスの3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい15着に終わった。

6歳（2024年）

5月25日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から36kg減らして迎えた25戦目は、水沼元輝騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝3000m 曇/良）に57kgの軽斤量で出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月29日、中4週で迎えた26戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月13日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた27戦目は、坂口智康騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に57kgの軽斤量で出走。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月27日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに17kg増やして迎えた28戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般C3 16（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、ララモンストルに半馬身交わされて2着となった。

11月9日、中1週で迎えた29戦目は、徳島県うずしお特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず3着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた30戦目は、一般C3 14（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた31戦目は、一般C3 14（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で永森大智騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

12月22日、中1週で迎えた32戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C3 14（高知ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

7歳（2025年）

1月1日、中0週で迎えた33戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、破魔矢特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず5着に敗れた。

1月13日、中1週で迎えた34戦目は、エラヤマ結婚記念特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

1月22日、連闘で迎えた35戦目は、一般C3-8（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡村卓弥騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

1月28日、連闘で迎えた36戦目は、岡山県吉備の温羅特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は永森大智騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のセンドネージュに2馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

2月11日、中1週で迎えた37戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったレグナムに詰め切れず、3馬身差の2着となった。