タマモディスタイム（2000年生、母ネクストタイム）

タマモディスタイム（2000年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋今」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時7歳）と交配したネクストタイムが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は野坂牧場。戦績は、中央平地25戦3勝2着2回、中央障害6戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

11月9日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は500kg。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったエイシンマーティンに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

12月14日、中2週で迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

3歳（2003年）

1月18日、中4週で迎えた4戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマグマヴィーナスに1馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

2月1日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下のあすなろ賞（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（1戦1勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

5月4日、約3か月の休み明けで迎えた6戦目は、3歳500万下のこけもも賞（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山賀一騎手（2戦1勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下のゆきつばき賞（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山賀一騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

6月22日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るギャロップサンダーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて勝利をモノにする

7月6日、中1週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の恵山特別（函館ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

8月10日、中4週で迎えた10戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の噴火湾特別（函館ダート1700m 曇/重）に出走。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

11月23日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず15着に終わった。

12月20日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

4歳（2004年）

1月5日、中1週で迎えた13戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着に入った。

1月24日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の初凪賞（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（3戦1勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

2月22日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート2400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、勝ったタイキダイナスティにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

3月7日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の鎌ケ谷特別（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上はD.バルジュー騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

4月4日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でD.バルジュー騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は減速してしまい14着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の奥の細道特別（福島芝2600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

6月5日、中5週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下の伊勢佐木特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

6月27日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るラヴラヴラビットを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って3勝目を手にした。

9月5日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の層雲峡特別（札幌ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

10月11日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた22戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート2100m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で松岡正海騎手（5戦1勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

11月6日、中3週で迎えた23戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の甲斐路特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入り込んだ。

5歳（2005年）

1月16日、中9週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の成田特別（中山ダート2400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

1月30日、中1週で迎えた25戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 曇）に出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月26日、中3週で迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は横山義行騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月27日、中3週で迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のランドミラクルに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月14日、中6週で迎えた28戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の是政特別（東京ダート2100m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、5着に入り込んだ。

6月4日、中2週で迎えた29戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（中京障害芝3370m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月20日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた30戦目は、鈴木慶太騎手を鞍上に迎えて、ハンデJ・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に57kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月24日、中4週で迎えた31戦目は、大江原隆騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（中山障害芝3210m 小雨/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったローレルデフィーから6馬身差の2着となった。