カオリシャーディー（1997年生、母カオリフェアリー）

カオリシャーディー（1997年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシャーディー（当時11歳）と交配したカオリフェアリーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は大須賀牧場。戦績は、中央平地14戦0勝、中央障害5戦0勝2着1回、地方2戦1勝。2000年のジュン特別に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1999年）

11月7日、デビュー戦は郷原洋司騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

11月21日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き3着に敗れた。

3歳（2000年）

3月18日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

4月9日、中2週で迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月7日、中3週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた6戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1400m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

6月18日、中3週で迎えた7戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦し、3着に入った。

6月29日、中1週で迎えた8戦目は、3歳オープンのジュン特別（高崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のダイワカモンに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月16日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

4歳（2001年）

2月4日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で中谷雄太騎手（3戦0勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

2月10日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で中谷雄太騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず12着に終わった。

2月18日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で中谷雄太騎手（5戦0勝）。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

3月24日、中4週で迎えた14戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた15戦目は、マルチレッグ特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

11月11日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた16戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた17戦目は、沢昭典騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。12着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で沢昭典騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。3着を確保した。

5歳（2002年）

1月7日、中3週で迎えた19戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で沢昭典騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月3日、中3週で迎えた20戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 雨）に出走。鞍上は4戦連続で沢昭典騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月3日、中3週で迎えた21戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で沢昭典騎手（4戦0勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったワンダーフルフィルから約19馬身差の2着となった。