シンプリーオーサム（2020年生、母シンプリーディヴァイン）

シンプリーオーサム（2020年3月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ただただ素晴らしい」。毛色は栗毛。種牡馬のビッグアーサー（当時9歳）と交配したシンプリーディヴァインが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は高昭牧場。主な勝ち鞍は2023年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高昭牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、レックスによって1,980万円で落札された。

吉岡辰弥厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2023年）

1月29日、デビュー戦は西村淳也騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/重）に出走。馬体重は528kg。18頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエイシンエマーユを圧倒的な末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

2月25日、中3週で迎えた2戦目は、3歳1勝クラスのあざみ賞（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦1勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したタマモブラックタイを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

4月29日、中8週で迎えた3戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月12日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は西村淳也騎手（2戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず17着に敗れた。

9月3日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（3戦1勝）。18頭立ての5番人気で17番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったトーホウフランゴにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

9月24日、中2週で迎えた6戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のメイショウコギクを3/4馬身振り切って2勝目を手中に収めた。

4歳（2024年）

4月14日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた7戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの三木特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、6着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた8戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの御池特別（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。