テイエムカッサイ（2002年生、母タルミズベッピン）

テイエムカッサイ（2002年3月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋喝采」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサクラローレル（当時11歳）と交配したタルミズベッピンが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は堀弘康。戦績は、中央平地11戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

福島勝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

11月6日、デビュー戦は牧田和弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は514kg。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧田和弥騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

12月18日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい16着に終わった。

3歳（2005年）

1月8日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は牧田和弥騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイサミマニッシュに7馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

2月6日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧田和弥騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で牧田和弥騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

3月13日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で牧田和弥騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、4着に終わった。

5月22日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、3歳500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。

6月25日、中4週で迎えた9戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

7月30日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の木古内特別（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったアイアムリーサムに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

12月25日、約5か月の休み明けで迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は橋本美純騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に敗れた。