ダイワバロニス（2011年生、母ジューンアナガリス）

ダイワバロニス（2011年3月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋女男爵」。毛色は青鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時21歳）と交配したジューンアナガリスが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地7戦4勝。主な勝ち鞍は2015年の3歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、大城敬三によって2,415万円で落札された。

田中清隆厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

1月18日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月1日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマーブルケーキに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

3月29日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳500万下のミモザ賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦1勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

8月10日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のラブユーを半馬身振り切って久しぶりの実戦をモノにした。

4歳（2015年）

8月22日、約12か月半の休養明けで迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（2戦1勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のメリーウィドウをハナ差振り切って休養明けの一戦をモノにした。

9月12日、中2週で迎えた6戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の鋸山特別（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

11月15日、中8週で迎えた7戦目は、T.ベリー騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のソルティコメントを3/4馬身振り切って4勝目を奪取した。