アウベルオー（1988年生、母ワカサドンソー）

アウベルオー（1988年5月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサンエイソロン（当時10歳）と交配したワカサドンソーが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ハーバー牧場。戦績は、中央平地7戦0勝2着1回、地方17戦6勝2着1回。主な勝ち鞍は1992年の一般C1ハ。

経歴

デビュー前

森安弘昭厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

12月8日、デビュー戦は森安輝正騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は466kg。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森安輝正騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、5着に入り込んだ。

3歳（1991年）

1月13日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で森安輝正騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

2月2日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森安輝正騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

3月2日、中3週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で森安輝正騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

9月28日、約7か月の休み明けで迎えた6戦目は、天間昭一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったタイガークインに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

10月26日、中3週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で天間昭一騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

4歳（1992年）

5月3日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、山中初騎手を鞍上に迎えて、一般D1ロ（上山ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた9戦目は、一般D1ハ（上山ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山中初騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のゴットファザーに半馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月31日、中1週で迎えた10戦目は、一般D1イ（上山ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山中初騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6月14日、中1週で迎えた11戦目は、高木正喜騎手を鞍上に迎えて、一般D1（上山ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったアサカモンタから半馬身差の2着となった。

6月28日、中1週で迎えた12戦目は、一般D1ロ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高木正喜騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のサルノテイオーに1馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

7月26日、中3週で迎えた13戦目は、一般D1（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高木正喜騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月15日、中2週で迎えた14戦目は、一般C3ロ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高木正喜騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のモガミジェストに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月23日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、一般C3イ（上山ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で高木正喜騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のヤングダービーをアタマ差制して勝利をモノにする

9月6日、中1週で迎えた16戦目は、セプテンバーカップ（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で高木正喜騎手（5戦3勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2ロ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で高木正喜騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のサファリプリンセスに7馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月26日、中4週で迎えた18戦目は、オータムカップ（上山ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で高木正喜騎手（7戦4勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1ハ（上山ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で高木正喜騎手（8戦4勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。

11月22日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1ハ（上山ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で高木正喜騎手（9戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のツルギスワローに3馬身の差をつけて6勝目を手中に収めた。

12月8日、中1週で迎えた21戦目は、出羽路賞（上山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で高木正喜騎手（10戦5勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

5歳（1993年）

5月2日、約5か月の休養明けで迎えた22戦目は、一般B3ロ（上山ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は12戦連続で高木正喜騎手（11戦5勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月21日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた23戦目は、板垣吉則騎手を鞍上に迎えて、一般B3ロ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月17日、中3週で迎えた24戦目は、一般C1ハ（上山ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で板垣吉則騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。7着に終わった。