パーリオミノル（2013年生、母ヴィヴァシャスヴィヴィアン）

パーリオミノル（2013年4月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「勝利者の証（伊）＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時11歳）と交配したヴィヴァシャスヴィヴィアンが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はフジワラフアーム。戦績は、中央平地25戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2017年の3歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

北出成人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

9月5日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 曇/稍重）に出走。馬体重は478kg。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

9月26日、中2週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

10月17日、中2週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい7着に敗れた。

3歳（2016年）

2月20日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着に入り込んだ。

3月19日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（3戦0勝）。18頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のガッツで最後まで奮戦したが、勝ったカネトシボヌールにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

4月17日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のミュゼジュリエットに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月2日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（4戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したダンシングワンダーを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月17日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下のマカオジョッキークラブトロフィー（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月13日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（6戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のサルドナを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

10月16日、中8週で迎えた10戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の神奈川新聞杯（東京芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい14着に敗れた。

11月6日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の醍醐特別（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（7戦1勝）。18頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

4歳（2017年）

1月5日、中8週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（8戦1勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

5月21日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の大日岳特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したタマモブリリアンにクビ差届かず2着となった。

6月3日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた14戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の戎橋特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したダイアナヘイローを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

6月24日、中2週で迎えた15戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の出石特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下のタイランドカップ（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したオフクヒメにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月18日、中8週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

11月4日、中6週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下の会津特別（福島芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

12月3日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のダイシンバルカンに1馬身1/4の差をつけて3勝目を手にした。

12月28日、中3週で迎えた20戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の2017ファイナルステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず13着に終わった。

5歳（2018年）

1月28日、中3週で迎えた21戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の長篠ステークス（中京芝1200m 小雪/良）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

5月26日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた22戦目は、4歳以上1600万下の朱雀ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（9戦1勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

6月16日、中2週で迎えた23戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の水無月ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた24戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のテレビユー福島賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

7月29日、中3週で迎えた25戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の佐世保ステークス（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、4着に終わった。

11月11日、約3か月半の休み明けで迎えた26戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上1600万下の渡月橋ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の南総ステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の2018ファイナルステークス（阪神芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は富田暁騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

6歳（2019年）

2月24日、中7週で迎えた30戦目は、4歳以上1600万下の下関ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

3月24日、中3週で迎えた31戦目は、4歳以上1600万下の淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は富田暁騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

3月31日、連闘で迎えた32戦目は、4歳以上1600万下の船橋ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

6月29日、約3か月の休養明けで迎えた33戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのテレビユー福島賞（福島芝1200m 小雨/良）に出走。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

7月28日、中3週で迎えた34戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの佐世保ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての13番人気で大外17番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、6着に入り込んだ。

8月31日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた35戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。17頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。

9月21日、中2週で迎えた36戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのセプテンバーステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

7歳（2020年）

2月16日、約5か月の休み明けで迎えた37戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 曇/重）に出走。17頭立ての17番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

2020年2月20日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。