サチノビーナス（2002年生、母イクノハレスガタ）

サチノビーナス（2002年5月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋女神の名」。毛色は鹿毛。種牡馬のデヒア（当時11歳）と交配したイクノハレスガタが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）五丸農場。戦績は、中央平地8戦0勝2着1回、地方15戦0勝。

経歴

デビュー前

1歳のとき、五丸農場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

加藤敬二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

11月20日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したマヤノモティにクビ差届かず2着に惜敗した。

12月5日、中1週で迎えた2戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。18頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、4着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた3戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に敗れた。

3歳（2005年）

1月22日、中3週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

6月4日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた5戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で17番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず12着に敗れた。

7月17日、中5週で迎えた6戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには加われず11着に敗れた。

8月20日、中4週で迎えた7戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に敗れた。

10月1日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

11月14日、中5週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた9戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた10戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた11戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

4歳（2006年）

2月1日、中4週で迎えた12戦目は、一般C2五六七（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

4月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六七（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

5月31日、中4週で迎えた14戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

6月22日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2二三四（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

7月19日、中3週で迎えた16戦目は、一般C2四五（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた17戦目は、関本秀幸騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（大井ダート1400m 晴/重）に出走。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2四（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は水野貴史騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

9月29日、中2週で迎えた19戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2八九（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で早田秀治騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2七八（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

11月10日、連闘で迎えた22戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七八（大井ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず11着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2八九（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は早田秀治騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。