コールミーネイム（1989年生、母ミステイコール）

Call Me Name

1989.04.23

コールミーネイム（1989年4月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアレミロード（当時6歳）と交配したミステイコールが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地14戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1993年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1992年）

2月8日、デビュー戦は原田聖二騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、勝ったタニノクラウンにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

2月22日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で原田聖二騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、伸びてきたエラミークイン決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

3月14日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のハートビートに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3月29日、中1週で迎えた4戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

5月10日、中5週で迎えた5戦目は、牝馬限定4歳500万下の矢車賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は原田聖二騎手（2戦0勝）。17頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原田聖二騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で原田聖二騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

4歳（1993年）

3月28日、約10か月の休養明けで迎えた8戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で原田聖二騎手（5戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい6着に終わった。

4月24日、中3週で迎えた9戦目は、清水英次騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のクレアールカイコマを半馬身振り切って優勝

5月29日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は原田聖二騎手（6戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上900万下の鷹取特別（阪神ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で原田聖二騎手（7戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で原田聖二騎手（8戦0勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

7月18日、中2週で迎えた13戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は原田聖二騎手（9戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のカムアロングに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。