オリエンタルカーン（2004年生、母オマイタ）

オリエンタルカーン（2004年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は栗毛。種牡馬のクロフネ（当時6歳）と交配したオマイタが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）駿河牧場。戦績は、中央平地11戦3勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2008年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、駿河牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、棚網るみ子によって2,152.5万円で落札された。

池上昌弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

11月11日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 雨/良）に出走。馬体重は456kg。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のドラゴンファイヤーに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

11月26日、中1週で迎えた2戦目は、2歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

3歳（2007年）

6月30日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、池崎祐介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

11月10日、約4か月半の休み明けで迎えた5戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

12月9日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のレフォルマに1馬身3/4の差をつけて制した。

4歳（2008年）

3月9日、約3か月の休養明けで迎えた7戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に敗れた。

3月22日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

7月12日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた9戦目は、3歳以上500万下の三陸特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

8月2日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で後藤浩輝騎手（4戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロットオブカクテルに6馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

10月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

5歳（2009年）

2月11日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた12戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の建国記念の日特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に敗れた。