ポートクレバー（2002年生、母Pampered R. N.）

Port Clever

2002.03.30

ポートクレバー（2002年3月30日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋賢い」。毛色は鹿毛。種牡馬のSilver Hawk（当時23歳）と交配したPampered R. N.が8歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地16戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2005年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

南井克巳厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

8月15日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1000m 雨/良）に出走。馬体重は428kg。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、オーギュストに交わされて3馬身差の2着となった。

9月26日、中2週で迎えた3戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

3歳（2005年）

2月27日、約5か月の休み明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

4月2日、中4週で迎えた5戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

5月14日、中2週で迎えた7戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったディキシーブルームからクビ差の2着に惜敗した。

6月5日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、最後はスターリギルと並んで6着同着となった。

7月31日、中7週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（3戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して2番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、伸びてきたニホンピロラナ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

8月20日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（4戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るエイシンオライオンを上がり4位タイの末脚で半馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

9月10日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の鳥取特別（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（5戦1勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

4歳（2006年）

2月5日、約5か月の休養明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下の鳥栖特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（6戦1勝）。17頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は失速してしまい14着に敗れた。

5月13日、約3か月の休養明けで迎えた13戦目は、4歳以上500万下の飛竜特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

6月17日、中4週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。

7月16日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の有田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（7戦1勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた16戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の閃光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。