ミクニインスパイア（2022年生、母シルクヴィーナス）

ミクニインスパイア（2022年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名(屋号)+鼓舞する」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤマーズ（当時6歳）と交配したシルクヴィーナスが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はオリエント牧場。主な勝ち鞍は2025年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、オリエント牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、社台ファームによって4,180万円で落札された。

林徹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2025年）

1月5日、デビュー戦は佐々木大輔騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は512kg。18頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

3月15日、中9週で迎えた2戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

5月17日、中8週で迎えた3戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、勝ったシャンクスにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月6日、中6週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハクサンミラクルに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月13日、中9週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のゲンジを半馬身振り切って2勝目を掴み取った。