パレドジュスティス（2018年生、母ラブリネスオブパリ）

パレドジュスティス（2018年5月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「パリ司法宮」。毛色は芦毛。種牡馬のロードカナロア（当時10歳）と交配したラブリネスオブパリが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額3,000万円（75万×40口）で一口馬主が募集された。

西村真幸厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

11月1日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。18頭立ての8番人気で大外18番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを17番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい17着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に敗れた。

3歳（2021年）

2月7日、中9週で迎えた4戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた5戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

2月28日、連闘で迎えた6戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマリオンエールに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月26日、約7か月の休み明けで迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

10月9日、中1週で迎えた8戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。

10月23日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

4歳（2022年）

3月13日、約4か月半の休養明けで迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は小崎綾也騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小崎綾也騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい7着に終わった。

4月24日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた12戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

5月29日、中4週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

7月9日、中5週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた14戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

9月11日、中8週で馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた15戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

9月19日、連闘で迎えた16戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

10月15日、中3週で迎えた17戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

11月12日、中3週で迎えた18戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

12月4日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れ味光る末脚を披露したが、4着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた20戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

5歳（2023年）

2月12日、中7週で迎えた21戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、最後はサイモンカーチスと並んで5着同着となった。

3月19日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（3戦0勝）。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

3月26日、連闘で迎えた24戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 雨/不良）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（4戦0勝）。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見所を作れず12着に終わった。

5月21日、中4週で迎えた26戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず11着に終わった。

6月17日、中3週で迎えた27戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き16着に終わった。

2023年6月21日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。