エフテーライアン（1997年生、母スイートカプリッチ）

エフテーライアン（1997年4月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のメジロライアン（当時10歳）と交配したスイートカプリッチが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は畠山俊彦。戦績は、中央平地21戦1勝、中央障害1戦0勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2000年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、畠山俊彦から「北海道10月市場サラブレッド当歳」に上場され、主取によって円で落札された。1歳のとき、畠山俊彦から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。同年、畠山俊彦から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場され、深野茂雄によって619.5万円で落札された。

西塚安夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1999年）

8月21日、デビュー戦は菊沢隆徳騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた3戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

3歳（2000年）

4月22日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

5月2日、中0週で迎えた5戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の’00ベストステッキ特別（3）（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

5月21日、中2週で迎えた6戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1800m 曇/重）に出走。17頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では閃光の如き末脚を繰り出し、3着に入った。

6月10日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、4着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のエアミジェーンをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

7月9日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、F.サンチェス騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のアマリリス賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

7月23日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた10戦目は、田村宏之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下のドイツ騎手招待（2）（福島芝2000m 曇/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

8月26日、中4週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた11戦目は、4歳以上500万下の富里特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

9月16日、連闘で迎えた13戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

10月7日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、武藤善則騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

10月15日、連闘で迎えた15戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて8着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた16戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/重）に出走。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は減速してしまい13着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた17戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

11月26日、連闘で迎えた18戦目は、亀山泰延騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい17着に終わった。

4歳（2001年）

7月28日、約8か月の休養明けで迎えた19戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず17着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず16着に終わった。

8月19日、連闘で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた22戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。17頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く16着に終わった。

10月6日、中3週で迎えた23戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。