ロンググレート（1988年生、母シルバーメント）

ロンググレート（1988年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のナグルスキー（当時7歳）と交配したシルバーメントが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）マルショウ牧場。戦績は、中央平地20戦2勝2着1回、中央障害6戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1991年の4歳500万下。

経歴

デビュー前

宇田明彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1990年）

12月1日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝2000m 曇/重）に出走。馬体重は478kg。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

3歳（1991年）

1月13日、中5週で迎えた2戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月2日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

2月16日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。端をきる形となり、極端なスローペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

3月2日、中1週で迎えた5戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

3月16日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のマイネルアークに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

3月31日、中1週で迎えた7戦目は、4歳500万下のアザレア賞（京都芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（2戦1勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた8戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で安田康彦騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた9戦目は、4歳500万下の端午賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

5月19日、中2週で迎えた10戦目は、4歳500万下（京都芝2200m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は安田康彦騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のイブキハクラクテンに1馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

6月16日、中3週で迎えた11戦目は、4歳900万下のひめゆりステークス（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（5戦2勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい8着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳900万下のやまゆりステークス（中京芝1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（6戦2勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、5着を確保した。

9月7日、中8週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の野分特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田康彦騎手（7戦2勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

9月29日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の夕月特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打ち、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

10月5日、連闘で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の嵯峨野特別（京都芝2200m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は小池隆生騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の清滝特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（5戦0勝）。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（6戦0勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

4歳（1992年）

1月11日、中8週で迎えた18戦目は、北村卓士騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

1月25日、中1週で迎えた19戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で北村卓士騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた20戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で北村卓士騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月13日、約7か月の休養明けで迎えた21戦目は、4歳以上500万下の豊中特別（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（7戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったニシノハナブエにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

10月3日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下の布引特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（8戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

10月24日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（9戦0勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は北村卓士騎手（3戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のビックフォルテに2馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

12月6日、中2週で迎えた25戦目は、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3150m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で北村卓士騎手（4戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったトクノエースからハナ差の2着に甘んじた。

5歳（1993年）

12月5日、約12か月の休み明けで迎えた26戦目は、酒井浩騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3150m 晴）に出走。5頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。