サハラブレイヴ（2009年生、母コンフィチュール）

サハラブレイヴ（2009年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「サハラ砂漠＋勇ましい。父の戦歴より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のバトルライン（当時16歳）と交配したコンフィチュールが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地13戦1勝2着1回、地方8戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

グリーンファーム愛馬会にて総額840万円（4.2万×200口）で一口馬主が募集された。

牧田和弥厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

6月25日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

9月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、4着に終わった。

10月9日、中2週で迎えた3戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るパスパルトゥーを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

11月6日、中3週で迎えた4戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた5戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（京都芝1200m 雨/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、伸びてきたヒシワイルド決め手に屈して半馬身差の2着となった。

3歳（2012年）

1月15日、中7週で迎えた6戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく13着に敗れた。

2月25日、中5週で迎えた7戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1200m 小雨/重）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた8戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

4月14日、中4週で迎えた9戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の雪うさぎ賞（福島芝1200m 雨/稍重）に出走。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって11着に終わった。

6月10日、中7週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は小牧太騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

7月28日、中6週で迎えた11戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

12月9日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた12戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず12着に終わった。

4歳（2013年）

2月12日、中8週で迎えた13戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、マルチフレンド特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

3月26日、中5週で迎えた14戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ花見月賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

4月29日、中4週で迎えた15戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の小名浜特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

6月27日、中7週で迎えた16戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、ムーンビーチ賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

7月11日、中1週で迎えた17戦目は、はくちょう座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、ワールドステルスに半馬身交わされて2着に敗北した。

8月12日、中4週で迎えた18戦目は、シューティングスター賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本直哉騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

9月11日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた19戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、マルチステッキ特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

9月29日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた20戦目は、山本聡紀騎手を鞍上に迎えて、野馬追賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月22日、中2週で迎えた21戦目は、マルチヒーロー特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は楢崎功祐騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のドラゴンフラッシュに1馬身半の差をつけて久々に美酒を浴びた。