トレンツリアード（2002年生、母シンコウノビー）

トレンツリアード（2002年2月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「スペインの画家名」。毛色は栗毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時16歳）と交配したシンコウノビーが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）シンコーファーム。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回、地方15戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2006年の新川特別(一般B1-1)。

経歴

デビュー前

山本健二厩舎（名古屋）へ入厩。

3歳（2005年）

10月3日、デビュー戦は倉地学騎手を鞍上に据えて、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

4歳（2006年）

1月6日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、4歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉地学騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

1月15日、連闘で迎えた3戦目は、一般C30（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で倉地学騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた4戦目は、一般C29（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で倉地学騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のウンに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月13日、中1週で迎えた5戦目は、一般C18（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で倉地学騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したメイショウシンゲツを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

2月26日、中1週で迎えた6戦目は、一般C28（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で倉地学騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したヒシファイターを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月14日、中1週で迎えた7戦目は、一般C24（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で倉地学騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトーワスターに2馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

5月13日、中8週で迎えた8戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2000m 雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

9月2日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から38kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアドマイヤマダムに半馬身届かず2着となった。

9月16日、中1週で迎えた10戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

10月26日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた11戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、新川特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のインヴァリッドに1馬身半の差をつけて3勝目を獲得した。

12月2日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた12戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は塚田祥雄騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

5歳（2007年）

3月31日、約4か月の休養明けで迎えた13戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート2000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き13着に敗れた。

5月6日、中4週で迎えた14戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下のテレビ埼玉杯（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

6歳（2008年）

6月26日、約14か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた15戦目は、小山信行騎手を鞍上に迎えて、一般B4（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のマルタカバレンシアをアタマ差振り切って久々の実戦をモノにした。

7月14日、中2週で迎えた16戦目は、白鳥座特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小山信行騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

8月19日、中4週で迎えた17戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小山信行騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた18戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小山信行騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた19戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小山信行騎手（4戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた20戦目は、一般B6（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小山信行騎手（5戦1勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に終わった。

10月22日、中2週で迎えた21戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で小山信行騎手（6戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。