タイキビルダー（2014年生、母タイキトゥインクル）

タイキビルダー（2014年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋エンパイアビルダー（帝国建設者）より」。毛色は鹿毛。種牡馬のエンパイアメーカー（当時14歳）と交配したタイキトゥインクルが19歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）ビクトリーホースランチ。主な勝ち鞍は2019年の一般C7。

経歴

デビュー前

大樹レーシングクラブにて総額1,800万円（4.5万×400口）で一口馬主が募集された。

勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2017年）

1月21日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に敗れた。

2月25日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。

5月6日、中9週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた4戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。

10月20日、約5か月の休養明けで迎えた5戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた6戦目は、一般C28（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったアイアンブルーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

11月20日、中1週で迎えた7戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C23（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた8戦目は、一般C25（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は大原浩司騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったミスターフウジンに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

12月27日、中2週で迎えた9戦目は、一般C26（笠松ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

4歳（2018年）

1月22日、中3週で迎えた10戦目は、一般C28（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大原浩司騎手（4戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のリネンカイソクに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月6日、中1週で迎えた11戦目は、如月特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大原浩司騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた12戦目は、C級チャンピオン（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大原浩司騎手（6戦1勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた13戦目は、一般C17（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で大原浩司騎手（7戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、プラネットナインにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

3月20日、中1週で迎えた14戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、一般C16（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るリキオマトバを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

4月25日、中4週で迎えた15戦目は、牡丹特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は大原浩司騎手（8戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったブロンドブリランテに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月8日、中1週で迎えた16戦目は、一般C13（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（9戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったリネンカイソクに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

5月31日、中2週で迎えた17戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大原浩司騎手（10戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るリキオマトバを目の覚めるような末脚でクビ差だけ差し切って1番人気に応えた。

7月13日、中5週で迎えた18戦目は、はまゆう特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大原浩司騎手（11戦2勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

8月2日、中2週で迎えた19戦目は、日和田高原賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大原浩司騎手（12戦2勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったウインスーペリアに詰め切れず、4馬身差の2着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた20戦目は、安立和馬誕生記念（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で大原浩司騎手（13戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したセイウンハニーにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月7日、中2週で迎えた21戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で大原浩司騎手（14戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のカシマツインテールを半馬身振り切って4勝目を挙げた。

10月5日、中3週で迎えた22戦目は、高山特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で大原浩司騎手（15戦3勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた23戦目は、明日は笠松競馬秋まつり（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で大原浩司騎手（16戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったティアップジャンコに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月9日、中2週で迎えた24戦目は、一般B11 C3（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で大原浩司騎手（17戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったリキオマトバに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月23日、中1週で迎えた25戦目は、まねき馬倶楽部in笠松競馬場（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のセブンシーミノルに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

5歳（2019年）

5月24日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、長良川特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大原浩司騎手（18戦3勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた27戦目は、安藤貞典4年間ありがとう記念（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（19戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

7月5日、中3週で迎えた28戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、一般C7（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったタマモオテンバに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月19日、中1週で迎えた29戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月14日、中3週で迎えた30戦目は、ヤクルトカップ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は大原浩司騎手（20戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた31戦目は、一般C7（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（21戦3勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた32戦目は、武田雅史退職記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大原浩司騎手（22戦3勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

10月10日、中3週で迎えた33戦目は、日本初水素タブレット発売記念杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大原浩司騎手（23戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったタケノクラウンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月24日、中1週で迎えた34戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大原浩司騎手（24戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のセンノイギダーを半馬身振り切って断然人気に応えた。

11月8日、中1週で迎えた35戦目は、もみじ特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大原浩司騎手（25戦4勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

12月5日、中3週で迎えた36戦目は、一般C6（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で大原浩司騎手（26戦4勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月31日、中3週で迎えた37戦目は、りん&くっか笠松愛馬会感謝杯（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で大原浩司騎手（27戦4勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。