ゼウスワンダー（2002年生、母レイホーシービー）

ゼウスワンダー（2002年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ギリシャ神話最高神＋父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のグラスワンダー（当時7歳）と交配したレイホーシービーが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は様似渡辺牧場。戦績は、中央平地11戦1勝2着1回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2005年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

高橋義博厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

7月24日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は432kg。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

8月29日、中4週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では超凡な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

9月18日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

10月11日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田辺裕信騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

3歳（2005年）

4月23日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5月7日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、6着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したランドフラッグを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月19日、中3週で迎えた8戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヤサカフレッシュを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

4歳（2006年）

5月22日、約11か月の休み明けで迎えた9戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、アンタレス賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず13着に敗れた。

9月10日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の利尻特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

10月28日、中6週で迎えた11戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の奥只見特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

11月5日、連闘で迎えた12戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。