サンバステップ（2005年生、母トップバナナ）

サンバステップ（2005年4月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「サンバのステップ」。毛色は鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時12歳）と交配したトップバナナが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方11戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2009年の4歳以上C4二。

経歴

デビュー前

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

3月1日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず15着に終わった。

5月31日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1300m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚が冴えず14着に終わった。

7月19日、中6週で迎えた3戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、リードを2馬身以上確保して、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

8月9日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田村太雅騎手（1戦0勝）。17頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

9月7日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田村太雅騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

11月4日、中5週で迎えた7戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D8一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったミッキーウィスパーに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

11月20日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上D5四（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったオンワードネスに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月4日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上D4三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で有馬澄男騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上D5一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で有馬澄男騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて難なく抜け出し、最後は2着のトラストジェニオに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2009年）

1月2日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上D2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で有馬澄男騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月4日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上D3二（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で有馬澄男騎手（5戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したオンリーワンアースを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

2月18日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上D2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で有馬澄男騎手（6戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた14戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D2三（園田ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るセンバヅルを上がり1位の末脚で半馬身差し切って2勝目をマークした。

3月17日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C4二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は有馬澄男騎手（7戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のロケットガールをクビ差振り切って3勝目を手に入れた。

4月3日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上B2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（8戦2勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

4月16日、中1週で迎えた17戦目は、はるじおん賞（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で有馬澄男騎手（9戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。