ビッグタマテルーフ（2019年生、母シャンハイギャル）

ビッグタマテルーフ（2019年4月17日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のエスポワールシチー（当時14歳）と交配したシャンハイギャルが18歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は武田修一。2022年の日高賞(牝M1)で2着に入った他、2022年の日高賞(牝地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、武田修一から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、グランデファームによって605万円で落札された。2歳のとき、グランデファームから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、岩手県馬主会によって660万円で落札された。

伊藤和厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2021年）

10月26日、デビュー戦は高橋悠里騎手を鞍上に据えて、2歳C2二（盛岡ダート1000m 雨/稍重）に出走。馬体重は468kg。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイッシキに約11馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

11月8日、中1週で迎えた2戦目は、2歳C1一（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

11月28日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦のフューチャーステップ（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（2戦1勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた4戦目は、2歳C1一（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋悠里騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

3歳（2022年）

1月2日、中1週で迎えた5戦目は、3歳C1一（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋悠里騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。競走中止となった。

3月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、3歳C1一（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったレディジャンに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

4月10日、中1週で迎えた7戦目は、3歳C1一（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、抜け出したエムオーリボンにクビ差届かず2着に甘んじた。

4月24日、中1週で迎えた8戦目は、3歳C1一（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレーヌサージュに約11馬身の大差をつけて勝利を手中に収めた。

5月2日、連闘で迎えた9戦目は、3歳B1二（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、リュウノアンに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

5月15日、中1週で迎えた10戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳M1の日高賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったグラーツィアに詰め切れず、約10馬身差の2着となった。

6月14日、中3週で迎えた11戦目は、3歳M1の東北優駿（岩手ダービー）（水沢ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩本怜騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた12戦目は、3歳M3のウイナーカップ（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩本怜騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた13戦目は、3歳B1（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は山本政聡騎手（3戦1勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

7月24日、中1週で迎えた14戦目は、3歳M2のハヤテスプリント（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（6戦1勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定3歳M1のひまわり賞（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（7戦1勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

9月18日、中5週で迎えた16戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳M1のOROオータムティアラ（盛岡ダート2000m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月2日、中1週で迎えた17戦目は、3歳M1のダービーグランプリ（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（8戦1勝）。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた18戦目は、菊花特別（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は小林凌騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた19戦目は、一般B1三（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（9戦1勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

4歳（2023年）

3月12日、約4か月の休養明けで迎えた20戦目は、夢・希望未来へ前進（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は小林凌騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

3月21日、連闘で迎えた21戦目は、アラバスター賞（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では徐々に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のドラセナをハナ差振り切って3勝目を掴み取った。

4月2日、中1週で迎えた22戦目は、一般B1（水沢ダート850m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林凌騎手（4戦1勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた23戦目は、桜並木賞（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小林凌騎手（5戦1勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって9着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた24戦目は、晩春特別（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で小林凌騎手（6戦1勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

5月29日、中2週で迎えた25戦目は、夢・希望未来へ前進（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で小林凌騎手（7戦1勝）。8頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり7着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた26戦目は、一般B1一（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で小林凌騎手（8戦1勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、モレッキに交わされて2馬身半差の2着となった。

7月10日、中3週で迎えた27戦目は、夢・希望未来へ前進（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で小林凌騎手（9戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るツーエムプライドを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて優勝

8月8日、中3週で迎えた28戦目は、マルカブ賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で小林凌騎手（10戦2勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた29戦目は、秋桜賞（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で小林凌騎手（11戦2勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

9月4日、中1週で迎えた30戦目は、夢・希望未来へ前進（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で小林凌騎手（12戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったオースミカテドラルにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

10月30日、中7週で迎えた31戦目は、タンザナイト賞（盛岡ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で小林凌騎手（13戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた32戦目は、霧島冠レースやるってよ賞（盛岡ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で小林凌騎手（14戦2勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた33戦目は、一般B1（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は14戦連続で小林凌騎手（15戦2勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、サトノマッスルに半馬身交わされて2着となった。

12月25日、中3週で迎えた34戦目は、バイオタイト賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は15戦連続で小林凌騎手（16戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

5歳（2024年）

3月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた35戦目は、夢・希望未来へ前進（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は16戦連続で小林凌騎手（17戦2勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、ヴァルラームに交わされて2馬身差の2着となった。

3月25日、中1週で迎えた36戦目は、パール賞（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で小林凌騎手（18戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

4月8日、中1週で迎えた37戦目は、夢・希望未来へ前進（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で小林凌騎手（19戦2勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた38戦目は、桜並木賞（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は19戦連続で小林凌騎手（20戦2勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。