キャロルツリー（2010年生、母テンシノスマイル）

キャロルツリー（2010年3月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ミニトマトの一種」。毛色は鹿毛。種牡馬のアサクサデンエン（当時11歳）と交配したテンシノスマイルが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は高橋忍。戦績は、中央平地7戦0勝、地方6戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高橋忍から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、エフエスケイによって157.5万円で落札された。

田島俊明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

6月17日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は446kg。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。

7月8日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

10月7日、約3か月の休み明けで馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた3戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では脚が残っておらず15着に終わった。

11月11日、中4週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

12月24日、中5週で迎えた5戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい15着に終わった。

3歳（2013年）

3月3日、中9週で迎えた6戦目は、山崎亮誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

3月10日、連闘で迎えた7戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

4月21日、中5週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた8戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた9戦目は、日野太一騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた10戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のハタノブリンデに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月2日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は日野太一騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

6月15日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったラストデュエルに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

6月30日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。