ダッシュスライダー（2011年生、母スイートピグレット）

ダッシュスライダー（2011年2月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「勢い良く駆け出し、滑らかに進むイメージ」。毛色は栗毛。種牡馬のクロフネ（当時13歳）と交配したスイートピグレットが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡日高町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地9戦0勝。

経歴

デビュー前

1歳のとき、シンボリ牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、山岸桂市によって1,281万円で落札された。

杉浦宏昭厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

7月21日、デビュー戦は横山和生騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

3歳（2014年）

2月8日、約6か月半の休養明けで迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場なく17着に敗れた。

2月22日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

5月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

6月15日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

6月22日、連闘で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。端を取り切り、後続を2馬身以上離して、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では稟性の負けん性を発揮してゴールまでタレずに走り切り、4着を確保した。

7月20日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山和生騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に敗れた。

8月30日、中5週で迎えた9戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。